
「地震のことを考えると、屋根を軽くしておきたくて…」
今回ご相談いただいたのは、築40年の瓦屋根のお住まい。雨漏りが出ているわけではないものの、近年の地震の多さをきっかけに、**“家の負担を減らすための屋根葺き替え”**をご検討されていました。
瓦屋根は風格がある一方で、屋根材自体に重量があるため、将来に向けて「軽量な屋根へ替える」という選択は、耐震性の面からも非常に理にかなっています。そこで今回は、既存瓦をすべて撤去し、下地から作り直した上で、アスファルトシングル(ファイバーグラスシングル)で葺き替え工事を行いました。
工事金額
屋根工事(屋根葺き替え) 約1,900,000円(税込) 足場代、諸経費含む
(瓦屋根→アスファルトシングル)
*内訳 屋根葺き替えの費用:約170万円、足場の費用:約20万円も同時に実施しております。
※ 屋根の面積や形状によって費用は変わります。まずはお気軽に無料見積をどうぞ。
工事期間
約14日間(2週間)
【施工エリア】秦野市
【使用材料】アスファルトシングル(ファイバーグラスシングル)
工事のきっかけ|「屋根を軽くして、地震への備えをしたい」

今回のテーマは、いわゆる“壊れてから直す”工事ではなく、将来に向けた備えとしての屋根リフォームです。
お客様は「この先も安心して暮らしたい」という想いから、屋根材の見直しを決断されました。屋根は家の中でも特に高所で、何か起きてからの対応が難しい場所です。だからこそ、状態が保てているうちに、計画的に手を入れておく価値があります。
施工の流れ(写真で工程紹介)
1)瓦の撤去(解体)|まずはすべて下ろしていきます

既存瓦の撤去中。瓦と葺き土、破片を分別しながら搬出します。
瓦屋根の撤去では、瓦だけでなく葺き土や下地材など、撤去・分別するものが多く発生します。
現場では搬出しやすいよう袋詰めし、周囲に配慮しながら順に片付けていきます。
ここを丁寧に進めることで、次の下地工程がスムーズになり、仕上がりにもつながります。
2)下地づくり|新しい屋根の土台(野地板)を整える

瓦を撤去した後は、屋根材を支える“土台”となる下地を整えます。写真は、構造用合板を張って面をフラットにした状態です。
屋根材の見た目は最終仕上げで決まりますが、実際の耐久性や雨仕舞(雨水の流れ)は下地の精度で決まると言っても過言ではありません。
3)防水シート(ルーフィング)施工|屋根の要となる防水工程

下地の上に、防水シート(ルーフィング)を張ります。これは屋根の防水において非常に重要な工程で、仕上げ材の下で雨を受け止める役割があります。
重ね代を確保し、通りを揃えて施工することで、雨水の侵入リスクを抑えます。
4)材料搬入・段取り|屋根を傷めない工夫をしながら準備

屋根上で作業を進める際は、防水層を傷つけないよう、材料を分散配置しながら段取りを組みます。
見えにくい部分ですが、こうした配慮が施工品質に直結します。
5)アスファルトシングル施工|粒状の質感が特徴の仕上げ材

仕上げは、アスファルトシングル(ファイバーグラスシングル)を一枚ずつ葺いていきます。
今回の屋根材は、表面がセラミックコーティングされた粒状石のタイプで、近くで見ると独特の「粒の表情」があります。光を強く反射する金属屋根とは違い、マットで落ち着いた雰囲気に仕上がるのが魅力です。
「洋風の家向け」という印象を持たれがちですが、色味と質感の選び方次第で、和風の住宅にも自然に馴染みます。今回も、周囲の街並みに溶け込む上品な印象になりました。
6)軒先・雨樋まわりの納まり|“雨をきちんと流す”細部施工

屋根工事は、平場(屋根の面)だけでは完成しません。軒先板金や雨樋との取り合いなど、細部の納まりが、雨水の流れを左右します。
「見えにくいところほど大切」——その考えで、細部まで丁寧に仕上げています。
完工|瓦屋根から軽量屋根へ。見た目も一新

葺き替え後は、屋根全体の印象が大きく変わりました。瓦の重厚感とはまた違う、落ち着いた質感の屋根になり、お客様にも「思っていた以上に雰囲気が良い」と喜んでいただけました。
今回の目的だった「屋根の軽量化」による地震対策はもちろん、今後の暮らしにとっても安心材料のひとつになったと思います。
今回の屋根材|ファイバーグラスシングル(アスファルトシングル)の特徴

今回採用したのは、芯材にファイバーグラスマットを用いたタイプのアスファルトシングルです。粒状石のコーティングにより、見た目に高級感が出やすく、材料としての強度・耐久性も期待できます。
また、金属屋根(ガルバリウム鋼板)と比べ、光の反射が控えめで、マットで落ち着いた風合いを作りやすいのも特徴です。製品の考え方や特長はメーカーの製品紹介でも確認できます。
さらに、ファイバーグラスを芯材に用いた屋根材は日本でも20年以上の実績があるタイプもあり、「人と違う屋根材にしたい」「雰囲気を変えたい」という方にも選択肢になりやすい屋根材です(色のバリエーションが多い製品もあります)。
無料点検・無料見積のご案内

屋根は、気になったタイミングが点検のタイミングです。
「地震対策で屋根を軽くしたい」「瓦から別の屋根材に替えたい」など、目的が明確なご相談も歓迎しています。
まずは現状確認からお気軽にご連絡ください。

